Sydney, 2009年3月3日, AEST (ABN Newswire) - 米国経済における予想よりも悪い縮小により投資家心理が大打撃を受け、月曜日のアジア市場は大幅に値を下げて取引を終えた。米国株式が金曜日に新たな下落を記録したことや HSBC に対する懸念から、香港ではハンセン指数が3.86％下落した。日本の日経225は3.8％下落、韓国の株式は4.16％値を下げて取引を終えた。しかし上海の株式は、地域での傾向に反し0.51％上昇で取引を終えた。これは政府による刺激策が不動産株やセメント株を後押ししたことによる。
火曜日の東京市場は大幅に低い値で取引を開始し、1990年台初めにおける同国バブル経済崩壊以降での新たな最低水準へ落ち込んだ。ソウルの株式はウォール街での大規模な下落やウォン安に押し下げられ、1,000ポイントを下回った。
アジア経済ウォッチ
日本経済研究センターが月曜日に編集したデータによると、インフレ影響を除く日本のGDPは1月に1％下落したとのことである。
韓国の財務大臣は火曜日、同国の不動産市場を安定させるため政府が不動産税のさらなる調整を計画していると語った。これは同国内の住宅価格が2月に5ヶ月連続で前月比割れを記録したデータを受けてのことである。
企業ニュース
インドの航空会社 Spicejet (BOM:500285) は、次会計年度にも崩壊すると予測される国内低価格航空会社の買収を検討している。 Spicejet はまた、「国際的な足跡」を得るため少数株を外国航空会社へ希釈する可能性があるとも語った。
日本の富士電機ホールディングス (TYO:6504) は、 Nidec Corp. (TYO:6594) への売却話が不調に終わったことから同社のモーター事業を再編する予定である。同社の中核企業である富士電機システムズは、100％所有の富士電機モータや中国と台湾にある製造・販売会社を含む4つの小規模モーター子会社を4月1日に吸収する予定である。
台湾の航空会社 China Airlines Ltd. (TPE:2610) は火曜日、同社の金利負担を減らし新株発行を通じて財務体制を改善するため、50億から100億ニュー台湾ドルの資金調達を計画していると語った。
香港に基盤を置く Hutchison Telecommunications International Ltd. (HKG:2332) は、香港とマカオの情報通信事業の上場再編や分割の可能性について詳細な話し合いを行っていると語った。
トヨタ自動車 (TYO:7203) は次会計年度においての世界での生産が約12％減・7年間での最低水準となるものと見込んでいる。しかしアナリストたちは、トヨタの生産削減予測は見込みに沿ったものであると語った。
積水ハウス (TYO:1928) は昨日、2010年1月までの1年間における税処理前グループ利益を50％減の385億円と予測した。その大半は分譲マンション販売の減少やオーダーメイド住宅に対する需要の低下による。
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